お寺を紹介するのも葬儀屋の仕事です

意外と知られていないお仕事

葬儀屋の仕事の中で意外と知られていないのが、遺族にお寺を紹介することです。
何で葬儀屋がお寺を、と思われる方も少なくないでしょう。
しかし、これには色々な理由があります。

まず遺骨を納めるお墓の問題です。
あらかじめ先祖代々のお寺やお墓がない場合、新たに遺骨を納める場所を探さねばなりません。
とはいえ、皆さん葬儀のことだけで頭が一杯になるでしょう。
そんな時、葬儀屋からお寺の紹介を行います。

また供養などについても、分からない部分が多々あるかと思います。
そういったとき、親身になって相談に乗れる専門家として、話のしやすいお寺を紹介する、といったお仕事をしています。

葬儀屋が気をつけなければいけないこと

とはいえ、葬儀屋として気をつけなければいけないこともあります。
それは、あらかじめ遺族に先祖代々のお寺がある場合です。
何も知らず、通常の手続きと同じように進めてしまうと、相手のお寺に失礼を被ってしまうためNGとされています。
私も新人のころ、このことを知らず、上司にこっぴどく怒られた思い出があります。

この場合、遺族から御布施金の相談を受けたとしても、基本的に答えることが出来ません。
あくまでお寺のほうで話をしてもらい、必要最低限のサポートを行う流れです。
一見楽なように感じられますが、気を使う部分が多いため、かえって大変に感じることが多いといえますね。

よく聞くトラブルの話

私が働く葬儀屋は小さな会社ということもあり、付き合いのあるお寺もそれほど多くありません。
その反面、親身になって対応してもらえるところが多いため、遺族の方からも感謝の言葉をよくいただきます。

しかし、中にはあくどい葬儀屋も少なくないそうです。
先輩からは、ニセのお寺を用い、遺族から多額の費用をせしめる、といった詐欺話を聞きました。
同業者として本当に許せない気持ち強いですが、これも葬儀屋についての情報が少ない事が大きな原因なのかもしれません。
少なくとも身内や友人には、こんな詐欺に引っかからないように釘を刺しておきたいです。