葬儀屋って結構体力勝負なんです

学生時代は野球部でした

私は小学校から高校まで野球部で汗を流していました。
そのため、元々筋力には自信があり、特に脚力なら誰にも負けないと自負していた覚えがあります。

覚えがある、と何故過去形なのかというと、その自信は既に失ってしまっているからです。
年齢的にも衰えを感じている、というのもありますが、何よりも葬儀屋で働く人たちの体力にビックリした、というのが一番です。
先輩からも入社時に「葬儀屋って結構体力勝負だよ」と言われ、「別に平気だろう」と高を括っていた自分がとても恥ずかしいですね。

入社してから知った、驚愕の事実

葬儀屋の仕事は時間や曜日問わず、依頼があればすぐに駆けつけなければいけません。
そのため、基本的な体力は人一倍なければ難しい仕事です。
朝弱いから、夜は早く寝るから、というかたはあまり向かないかもしれませんね。

とはいえ、単発的に依頼が続く分にはそれほど大変だとは感じませんでした。
しかし、繁忙期を迎えるにつれて、あちこち飛んで回る日々が続き、疲労もピークに。
毎日出勤するたびに、先輩や上司に弱音を吐いていたのを覚えています。

そんな時、皆さんに言われたのが、「みんなそうやって苦労してきた」ということ。
これだけの激務を平然とこなす姿はただただ脱帽していましたが、それだけ場数を踏んできたからなんだな、と思いました。

こんな場所が大変

葬儀屋の仕事で大変だと感じるのは、遺体を運ぶ時です。
病院から運ぶ際にはそれほどではないのですが、マンションなど階段を使って運ぶ時はなかなか重労働です。
スペースが限られている場所においては、人数を多く用意できないため、命がけのような形で仕事をしなければいけません。

また、納棺・出棺時も意外と大変です。
ご遺体と合わせてドライアイスを入れるのですが、これが数十キロ近い重さになります。
若いとき、何気なく持ち上げて腰を痛めたのは苦い思い出です。

肉体的だけではなく精神的にも

ご遺体と毎日顔を合わせる仕事でもあるため、肉体的だけではなく精神的に大変だと感じることは多々あります。
ましてや早朝・深夜問わず呼ばれるため、最初のうちはすぐに辞めたいと思っていました。

しかし年数を重ねるにつれて、ご遺族の方から感謝の言葉を受けたり、自分なりに良い葬儀が行えた時など、なんともいえない達成感を感じることも増えました。
今では大変な時こそ、「やってやろう」の精神で日々頑張っています。