世界と異なる日本人の葬儀の服装

日本における葬儀の服装

日本における葬儀の服装は、使用する時間帯によって若干異なります。
一般的に通夜で着用する服装としては、男性の場合ダークスーツを用いる形です。
また、女性の場合、グレーや紺といった色合いのワンピース・スーツを使用します。

しかし、この当たり前と思われる服装も、海外からは少し異端に思われているのをご存知ですか。
その理由は、戦前から今日までにかけて続いてきた、葬儀のルールが関係しています。

戦前における礼服といえば、白和服や羽織袴といったものです。
これが戦後から洋服に変わり、国内メーカーがこぞって「略礼服」という形でスーツを販売してきました。
この流れがそのまま現代まで引き継がれています。

では各国における葬儀の服装とマナーはどのようになっているのでしょうか。
今回はアメリカ・韓国・中国にスポットを当ててご紹介します。

アメリカにおける葬儀の服装とマナー

アメリカにおける葬儀の服装は、日本と違い「黒に統一する必要がない」という点が挙げられます。
あまり派手目な服装はNGとなるものの、男性でもグレーや紺といったスーツを着ても問題はありません。
ただし、遺族の場合は日本同様に黒のスーツ・ワンピースが必要となるため注意しましょう・

アメリカでの葬儀は、電話での連絡や新聞などで告知される事が多いとされています。
またキリスト教など、宗派によって若干内容も異なるので注意が必要です。
参列時には、御花を送ることを忘れずにしましょう。
合わせて亡くなった人を偲ぶメッセージカードも添えることも大切です。

韓国における葬儀の服装とマナー

韓国における葬儀の服装は、アメリカ同様に黒のスーツで統一する必要はありません。
ダーク調であれば普段着での出席も可能です。
ただし、指輪やネックレスといったアクセサリーはNGとなるため注意しましょう。

韓国では以前まで、トゥルマギやチマチョゴリといった、伝統的な服装を使用するケースが多かったとされています。
しかし、現代では他の国同様に、スーツなどの正装を使って行われているのが一般的です。

韓国と日本との葬儀の大きな違いは、日程の数です。
日本ではお通夜・告別式と2日間かけて行われるケースが多いですが、韓国ではサミルチャン(3日葬)という形で、3日間かけて行われます。
また、法要に関しても、49日ではなく100日後にタルサンジェ(脱喪祭)という形で行われるのが特徴です。

中国における葬儀の服装とマナー

中国における葬儀の服装は、白を基調とするケースが多いとされています。
これは、結婚式などで赤もしくは紅色を使用しているためです。
日本ではお祝いの場で白色を使っているため、違和感を感じてしまう人も少なくないでしょう。

中国の葬儀では御焼香を行う代わりに、献花をして故人を偲びます。
主に白菊が用いられているものの、派手な洋花でなければ他のものでも大丈夫です。
場合によっては花輪などを用いてみてもよいでしょう。